多様化している入学試験に対応するため、浪人生でも、講座の取りかたに融通性があります。比較的自由に週間スケジュールが組めるのです。さらに、大手であるにもかかわらず、夏期講習、冬期講習、直前講習などで、大学、学部別に分かれた細かな講座設定などをしています。衛星授業(サテライト)でも、講義内容、映像技術と、完成度の高さは、ピカ一です。他校で、撮りっぱなしのところがありますが、天と地ほどの差があります。「ナマの授業よりこんなにわかりやすいところがある」といった誠実さが、河合塾には見られます。この予備校は、講師についてあまり宣伝していないのですが、講師の層の厚さも予備校界一でしょう。「学者系」あり、「色もの系」ありで、とても個性に富んでいます。それもそのはず、もともとの有力講師に加え、関東進出にあたり、代ゼミ、駿台から、有名な講師が移籍しているのです。インターネットに対応したシステム(HPなど)も、ダンドツです。
最近の高校受験では、公立は言うに及ばず私立も、内申書をかなり重視するようになってきた。ほとんどの公立高校では、内申書の比重が五割近くになっている。しかも私立だけでなく、公立も推薦制度を取り入れてきたので、内申書で合否が決まることが多くなってきている。三年間の内申点を見る場合、3年の二学期のものを見る場合など、各都道府県や私立高校によって違うが、内申書が合否を左右することが多くなってきた。公立はもう二十年以上も前から、内申と入試の点数の両方を考慮して合格者を決めていたが、ここ十年、私立でも単願推薦、併願推薦を行うところがふえてきたため、内申書がますます重要となってきている。では、どうしたら本物の学力をつけながら内申書の点数を伸ばすことができるのだろうか。復習中心の勉強がよいか、予習中心がよいかは、昔からよく議論されることだが、中学生ならば復習中心の方が効果があるはずだ。国語や社会のように、多少予習を考えなくてはいけない科目もあるが、数学や理科などは、ほぼ復習だけで十分である。成績を上げるには、中間テストや期末テストを頑張ればよいわけだが、ある程度範囲が決まっていて、しかもあまり広い範囲でない場合は、徹底的に復習した方がよい。
学校だけに教育の問題があるわけではありません。学級崩壊などの問題は、しつけなど家庭環境にもその一端があるのです。家庭内暴力は、引きこもりなどの「問題児」が起こす。そう思っている人が少なくないでしょう。だが、現実は、ごく普通の子供が些細なことで親に手を上げるケースが、最近は特に増えているのです。実は私のもとにも時々、目の周りに青あざをつくった母親が訪れ、「子供に暴行を受けました」と訴えてくることがあります。「あのおとなしい女生徒が、ここまでやるのだから余程のことに違いない」。そう思って詳しい話を聞くと、事情はまったく違っていて母親は、「もう少し勉強してはどうか、とちょっと注意しただけで暴力を振るわれた」というのです。受験を控えた子供に、「もう少し勉強しなさい」と注意するのは、母親として当然のこと。その当たり前に、いわば逆切れして暴力に訴える。そういう子供が驚くほど増えているのです。
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